理不尽な動き 2006 2 8

 いつもことかもしれませんが、本日、前場の状況は、不可解です。
ハイテク指数である日経平均株価が、前場の終わり近くで、下げると、
ハイテクでも輸出銘柄でもない「純粋な内需銘柄」までも、下げています。
 基本的に、内需銘柄は、日経平均株価と逆の動きになるはずです。
にもかかわらず、純粋な内需銘柄が、ハイテク指数である日経平均株価と、
一緒になって下げているのは、極めて、おかしいのです。
 日経平均株価(米国株式市場)が軟調の時は、内需銘柄が上がり、
日経平均株価(米国株式市場)が好調な時は、ハイテク銘柄が上がる。
こうでなければ、リスク回避はできません。
 今日のような状況では、株式市場は、バクチ相場になってしまいます。
米国株式市場が上がれば、日本株も上がる(純粋な内需銘柄も含む)。
米国株式市場が下がれば、日本株も下がる。
 しかし、米国株式市場が、どうなるかは、誰も、わかりませんので、
これは、丁か半かのバクチに等しい。
 これでは、ただでさえ、リスクを嫌う「一般の人」が逃げてしまいます。
一般の人は、「やはり、高金利の外貨預金の方がよい」と思うでしょう。
今の相場は、リスク回避もできない、どうしようもない相場と言えるでしょう。
 昔は、米国株式市場が軟調だったり、円高になると、
内需銘柄が上がるという具合に、バランスがよい相場だったのです。
 今は、米国株式市場が軟調だったり、円高になると、
日経平均株価の動きに影響されて、
やみくもに、内需銘柄までも下げてしまいます。
 これでは、こんなことも、起こるのでしょうか。
円安になると、内需銘柄も上がる。
つまり、円安で、ハイテク銘柄が上がり、その結果、日経平均株価も上がる。
日経平均株価の動きにつられて、内需銘柄も上がる。
 逆に、円高になると、内需銘柄も下がる。
しかし、これは、変です。































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